関ヶ原(DVD)

2007年06月24日

1981年にお正月特番として放映されたドラマで、主演は加藤剛(大岡越前の人!)このとき40代かな?三成のイメージとぴったりです
ほかの出演者も豪華で、ピンで主役をはれるような人ばっかりなので、単純にドラマとして面白かったな~

北政所と芳春院が、おねね様・まつさんと呼び合う再開の場面とか、すごいよかったな~
ほんとに、こういうことが昔あったかも知れないと思いました
北政所とは秀吉が生きてた時の正室なんですけど、その役を杉村春子さんが演じてて、これがほんっと上手い
芳春院の方はご存知「利家とまつ」のまつさんですけど、利家の死後、前田家を守るために家康の人質になるんですね
この家はあたしと旦那でつくった家だ、自分の手で守れるなら、これが最後の仕事だと言って、加賀から大阪へと旅立つ
この時代って女の人の立場が今より全然弱かったと思うんですけど、そういう中でこうやって生きてた人がいるというのはすごい!

それと、もうひとつ名場面は、家康と鳥居元忠がお酒を飲むところ
鳥居元忠は家康の世話役として幼い頃から共に過ごしてきた人なんですが、その鳥居に向かって家康は、捨て駒になってほしいとお願いするんです
そのあとあの家康が泣くんですけど、いやほんとうに策略のひとつではあっても、家康と言えども泣いたかも知れないです、この時ばかりは

原作は司馬関ヶ原なんですが、小説では三成の愚かさが際立って書かれていて、読む方としては「なんでこんなに視野が狭い?」と思ってしまいました
でも実際に映像を見ると、三成の気持ちも少し分かる
目の前で何万っていう味方の軍勢を見たら、勝てる気になってもしょうがないかもなあって思いました
三成の中には、まず「勝てる」という自分の答えがあって、それに現実の方をあわせようとする無茶な人
それが理想主義者と呼ばれる所以です
家康は安易にそう思わなかった辺りが、やっぱり上手で、人生経験もあったということです

関ヶ原を見てると、「踊る大捜査線」で和久さんが青島に言った言葉を思い出す
世の中にとっての正義が何かなんてちっとも分かってないくせに、自分の中には確固たる正義と呼ぶものを持っている
一瞬、青島刑事のモデルは三成かと思った
そのくらい似ているとこがある